【タイトル】

　「中小企業によるスタートアップとのオープンイノベーション」

　中小企業によるスタートアップとのオープンイノベーション｜日本総研 (jri.co.jp)

【著者】

　株式会社日本総研　調査部　上席主任研究員　岩崎　薫里

大阪ガスネットワーク株式会社事業基盤部エネルギー・文化研究所　主席研究員　岡田直樹

【内容】

オープンイノベーションによる取り組みは、大手企業よりもむしろオーナー企業が多い地域の中小企業の方が、実は、スケール感、スピード感を共有し、同じ目線でお互いが補完しあえる。補完とは、中小企業にとっては脱炭素の流れ、デジタル化の流れ、などの課題にスタートアップの持つ技術やアイデアを活用できるうえ、変化に鋭敏な感性で自社の特徴や強みを改めて認識させられるなど、さまざまな面で未来向けた刺激を受けることが出来る。スタートアップにとっては、早くに実践の場が得られ、その実績によりさらに進化を加速し、横展開の展望が開ける。また、地方行政にとっては、地場のスタートアップ、中小企業のアライアンスが地域を活性出来るなら、支援するリターンは確実に地域に返って来る。そしてそれを地域に再投資が出来るため良いフイードループが完成する。