先日、大阪ガス実験集合住宅NEXT21居住実験の第3フェーズ中間報告会「長寿命住宅と暮らし・エネルギーを考える」が開催されました。8月31日の大阪会場では約400名、9月3日の東京会場では約300名の方にお越しいただくことができ、主催者側の企画・運営をお手伝いした者としては、ご来場いただいた皆様に本当に感謝しています。特に今回はじめての東京での開催には、果たして人が集まるのかと不安も多かったのですが、担当者一同、驚きと安堵、感激の気持ちのままに、無事終了することができました。
竣工後、今年で16年になるこの建物が、このように多くの方に関心を持っていただけるのは、社内・社外の関係者各位のご協力の賜物です。特にNEXT21建設委員会(委員長:内田祥哉先生)の皆様は、単に建物の企画・設計・施工に携わったということをはるかに超える、NEXT21という建物に対する強い愛情を持って接し続けてくださいました。多くの方から愛着や愛情を得られる建物が、いかに幸せかということを実感します。ハード面と並び、愛情も建物の長寿命化を担保する大きな条件なのかもしれません。
建物を長寿命化するための制度や法律が、整えられつつあります。このような制度や法律が、結果として建物と人の関わりを増すことにつながり、一つでも多くの建物が、人に深く愛されることになればと願います。
50年後のNEXT21の報告会にも、多くの方が来てくださいますように・・・。