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2012年01月26日 by 加茂 みどり

子ども部屋に思うこと

子ども部屋は必要でしょうか。幾度となく話題に上るテーマです。私の子どもは8歳と5歳。男の子と女の子です。下の女の子はまだ勉強のべの字も関係なし、という感じですが、上の子はこの春からは3年生です。本人は個室が欲しいとは言いませんが、そろそろ机に向かうことも覚えてほしい時期です。

子ども部屋に関しては、諸説ありますが、最近では「不要」とする説も有力です。雑誌などでは、勉強をリビングでしている子の方が成績がよい、といった記事を見るような気がします。たしかに子ども部屋に籠られてしまっては、親は様子がわかりませんし、リビングにいてくれるとコミュニケーションも増えるでしょう。しかし、兄妹で性別が違いますから、結局いつかは個室がいるのかな、と思ってみたり。結論を出してしまうのは難しい気がします。

ただ、わが家の場合は狭いマンション、子ども部屋に2室費やすのが難しいという根本的な問題があります。結局、「ま、まだいいか」という勝手な結論で、上の子が自分の教科書や本、ゲームやカードなどを整理できる棚をリビングに購入しました。すると、自分の気に入ったモノを並べたりして、結構本人は満足している様子。要するに課題の先送りにしかならなかったような気もしますが、とりあえず、この状態で様子をみるか、と考えています。現時点で必要のない子ども部屋の空間を、狭い家で確保する必要まではないだろうとも思います。

今、大阪ガスの実験集合住宅NEXT21の居住実験を担当し、社外の先生方にもお世話になりながら、住宅の可変性に関する提案などを行っています。私の家にも、可変インフィルがあれば、必要になった時に子ども部屋をつくるなどの工夫ができるのに、と思います。スケルトン住宅というと、多少贅沢な響きがあるかもしれませんが、本当は狭い家にこそ可変性が必要なのではないかと思います。今度自宅をリフォームすることがあったら、全体を大きな一室空間にして、可変インフィルで空間構成を行うようなことをしてみたいと感じています。

*スケルトン住宅とは、建物の躯体部分を長期耐用性を確保して建設し(=スケルトン)、内装部分は居住者がある程度自由に変更できるもの(=インフィル・特に可変性の高いものを可変インフィルという)として設えた住宅です。

 

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