夏を乗り切るために、暑さに負けない体力をつけましょう。私が実践しているのは早朝の山歩きです。
休日の朝5時頃から近くの山を登り始めます。真夏でも早朝の山は意外なほど涼しいものです。
夜間に冷えた山の斜面から谷へ風が吹きます。吹き抜ける風はまさに一服の清涼剤。クーラーや扇風機では味わえない爽やかさです。風速1m/秒につき体感温度は1℃下がります。
風がなくても、山に登れば涼しくなります。高度が100m上昇するごとに気温は0.6℃下がります。500mなら3℃違います。
涼しく感じるのはこうした温度変化のためだけではありません。佇立する木々、そよぐ木の葉、鳥のさえずり。緑陰を歩く心地よさが暑さを忘れさせてくれます。
気温の上がる昼頃までに山を降ります。下界に戻ってくるとやはり暑いです。しかし、回を重ねるほどに、暑さへの耐性がついてくるように感じます。ちょっとした木陰の涼しさを感じるなど、温度の変化に対する感度もよくなってくるように思います。クーラーを使うときも、少し温度を下げるだけで涼しくなります。
山歩きは一例です。自分にあった運動で暑さに負けない体力をつけて、この夏を乗り切りましょう。