飲んで涼むといえば、すぐに思い浮かぶのはビヤガーデンでしょうか。梅雨が明けるとニュースで紹介される夏の風物詩ですね。
確かにビールはのどの渇きを癒すのに向いているようです。ビールの浸透圧はヒトの体液と近く、体内への吸収が早いからです。だからといって飲みすぎには注意しましょう。ビールは利尿作用があるので、さらなる水分補給が必要になります。
暑いとついつい冷たい飲み物が欲しくなります。胃腸薬のCMが夏季にも流されるのは、それだけ冷たい物を飲みすぎてしまう人が多いからでしょう。暑さに負けない体調維持のためにも、冷たい飲み物は控えめに摂るのが無難です。
夏でも熱い飲み物のほうがいいともいわれています。熱い飲み物で腸管が温まると、からだが熱くなったシグナルが脳へ届き、汗腺を開いて汗が気化熱を奪い体温を下げるからです。夏に好まれるカレーなどのスパイシーな食べ物も、同じ理屈ですね。
ペットボトルのミネラルウオーターを買っても、夏場はすぐに生温くなってしまいます。そうしたときは、ミントタブレットを口に含んでから水を飲むと涼しく感じます。ミントの主成分のメントールが冷感を刺激するからです。
飲んで、飲んで、涼んで、飲んで、夏を乗り切りましょう。