最低気温が氷点下となる本格的な寒さがやってきました。身体の中で最も体温が低いのは、心臓から一番遠く暖かい血液が届きにくい足先だといわれています。冷えは足元からやってきます。足先を外部から暖める方法として前回「足湯」を紹介しました。今回は、足元を寒さから守る対策として、我が家の足元防寒グッズを紹介します。
自宅介護している父がこの時期にデイサービスに出掛ける際には、道中の足元防寒対策を考えてあげなければなりません。カタログやネット等で探した結果、足元を寒さから守るいくつかのグッズを見つけ、それを着用させてデイサービスに送り出しています。その一つが、「ムートン(羊毛)のスリッパ」(写真右下)です。ムートンは、湿気を吸収するときに「湿潤熱」と呼ばれる熱を羊毛繊維自体が発するので、保温
性が増します。私も冬のリビング等のフローリングでのスリッパとして利用しています。また、風が強い日には、「ブーツタイプのスリッパ」(写真右上)を履かせています。くるぶしからの寒さを防ぐのに効果的です。
さらに、一昔前に女子高校生の間で流行った「レッグウォーマー」(写真左下)も購入しました。ふくらはぎを温めれば、筋肉のポンプ機能がアップし、足から心臓への血液循環が良くなるといわれており、足先およびふくらはぎの両方からの防寒対策を行っています。
足元の寒さ対策には、靴下も重要です。娘たちのかわいい防寒グッズを紹介します。そのひとつが、“ふわふわもこもこ”の「もこもこ靴下」(写真左中央)です。厚毛素材でできていて伸縮性があり、締め付け感がなく、暖かく足を包んでくれるそうです。
さらにもうひとつ。足先が冷えるのは足の指と指の間の汗も原因のひとつです。汗の蒸発で表面温度が下がり低温による血行障害としてしもやけができる人もいます。この汗対策として5本指靴下(写真左上)が有効です。ムレにも効果があり、水虫予防にもなります。また5本の指が独立しているため指の運動量が多くなって血行が良くなり、冷えが改善されます。
今回紹介した我が家の足元防寒グッズを参考にしていただき、この冬を暖かく乗り切りましょう。