今週の日曜日(6月22日)は私の60歳の誕生日で、とうとう還暦を迎えました。私の父の還暦の時には(今から30年前)、親族がみんな集まりお祝いをしたものです。暦上で生まれた年(赤ちゃん)に戻る、また厄年のひとつがこの年に当たるので厄除け、この二つの意味を持って「赤いちゃんちゃんこ」を贈る風習があり、私も赤いちゃんちゃんこをプレゼントしました。
昔は「人生50年」と言われ、60年生きたら長生きだと長寿を祝ったものですが、最近は寿命がはるかに長くなり、60歳を超えてもまだまだ頑張っておられる人も多く、昔の風習や文化は大きく変わってきています。
私の場合も、父の時のように親族に集まってもらいお祝い会を開くということはしませんでした。ただ、誕生日の前週に会社や私が理事をしているNPOの上司や仲間がたくさん集まって祝ってくれました。その席で、昔からの風習・文化を良く知っている友人からは「赤いネッカチーフ(写真上)」をいただき、びっくりしました。誕生日当日は、家族(家内と二人の娘)に、食事に行こうと連れ出され、高級レストランで祝ってもらい、最後には「記念のケーキ(写真下)」まで用意してくれていてました。これもびっくり。
還暦を迎え、会社はいったん退社します。でもまだまだ元気で頑張れます。ということで、嘱託として引き続きCELに残ることにしました。でも、寿命が80歳あるいは90歳と考えると、これからの人生は余世ではなく、まさにセカンドライフを送ることになります。そこで、CELの仕事を続けながら、今まで地域との接点がなかったので、地元奈良にも貢献すべく奈良の環境NPOでの社会貢献活動にも本格的に参加し、二足のわらじを履くことにしました。そして、65歳の嘱託終了(予定)後は、奈良の環境NPOにどっぷりつかり、地域社会に溶け込もうと思っています。