「未来ブラリ(Mirai×Library)」は、現場もブラリしながら、世の中の消費を牽引する女性の視点から、新たな気づきを発見し、少し先の未来を探す企画です。
情報誌CEL126号(2020年11月1日発行)の本編の第1回目は、コロナ禍でのマスク、テレワーク事情を中心に、女子のオシャレ欲を取り上げました。「オシャレ欲は、コロナ禍で二極化がさらに加速、深化した。マスク装着も前向きにとらえ、美に貪欲。己に向かう時間が増え、人目より自分基準へ。世代差なく、楽しみながら変化に対応し、行動した者がオシャレ欲を制するだろう」と、少し先の未来を覗いてみました。
今回は、本編で掲載できなかった、女性から見た男性アスクへの要望をご紹介します。
男性のマスクについて、好感がもてるランキングの第1位は、シンプル白マスク、第2位が使い捨て(紙)マスク、第3位がシンプル灰色マスクでした。好感がもてないランキングの第1位は、柄物マスク、第2位はフェイスカバー、第3位はフェイスシールドと顕著な結果になりました。ただ、正直、どのマスクに対しても、どちらでもないというのが、50〜75%と、最も多かったのも事実で、そこまで男性のマスクのデザインには、こだわらないということなのかもしれません。
ただし、つけ方やしぐさに対して思うところを聞いた結果では、74.7%の人がやめてほしい行動を回答し、スポーツ メーカーのマスクをつけこなしているのがかっこいい等ポジティブな回答はわずか13.0%でした。特に、やめてほしいという 行動については、鼻を出しているかけ方への批判の声が半数と最も多く、何度も使いまわして洗っていなさそう、サイズ が小さい、マスクを外した時のマスクの置き方、しまい方にも不快感を示す声もありました。
おしゃれに厳しい女子から、世の中の男性陣への忠告として、マスクは顔のサイズに合ったシンプルかつ清潔なのが 一番、ただし、鼻、口をきちんと隠し、外したときの置き方等マナーもしっかり見られていますので、洋服以上に、 最新の注意を払う必要がありそうです。
【調査概要】 実施:2020年11月
調査対象:女の欲望ラボ会員200人中146人が複数回答(20代〜70代女性)
次回(2021年3月予定)は、コロナ禍での食に関する様々な変化を中心に、どんな欲望と未来が見えてくるのか、
引き続き、女性の視点でお届けする予定です。
(エネルギー・文化研究所 所長 金澤成子)