弘本 由香里
2016年07月12日上町台地・今昔フォーラム vol. 6
なにわ名物「玉造黒門越瓜(しろうり)」の誕生・盛衰・復活のドラマに学ぶ
−歴史都市・大阪を育んだ食と農と暮らしの風景再び
摩訶不思議、かつて「くろもん」と呼ばれて愛された「玉造黒門越瓜」は、鮮やかな緑に白い縦縞をまとった「しろうり」。大坂から奈良・伊勢への出入り口、玉造の地の利を背景に、江戸時代には盛んに栽培され、なにわ名物の漬物ともなって商われました。その実の中には、大阪の歴史がぎゅっと詰まっています。
今回のフォーラムでは、大河ドラマさながらの、当地での越瓜の誕生・盛衰をめぐる歴史秘話の数々、はるかな時を経て復活を果たした経緯、栽培の輪の広がりや、料理を通したコミュニケーションまで、一連の流れとしてご紹介。当越瓜を入り口に、歴史都市・大阪を育んだ食と農と暮らしの風景が、未来の生活文化につながる可能性を、ごいっしょに味わい実感できる機会となれば幸いです。
このイベントは、U-CoRo プロジェクトStep2「上町台地 今昔タイムズ」第6号と連動して開催するものです。
*プロジェクトの詳細は、ホームページ「大阪ガスCEL」「U-CoRo」で検索してご覧いただけます。
■開催日時:2016年8月20日(土)14:00〜16:30(17:00頃〜収穫祭・交流会)
■会場:大阪ガス実験集合住宅NEXT21 2階ホール
大阪市天王寺区清水谷町6-16(地下鉄「谷町六丁目駅」7号出口から徒歩5分ほど
■プログラム(予定):
14:00〜14:10=開会 ご挨拶・趣旨説明
14:10〜14:50=導入レクチャー
「玉造黒門越瓜をめぐる歴史と復活の物語」
講師:鈴木伸廣氏(玉造稲荷神社 禰宜)
15:00〜17:00=クロス・トーク
「玉造黒門越瓜を入り口に、食と農と暮らしの風景を再考する」
コメンテーター:
森下正博氏(なにわ伝統野菜応援団員、農学博士)
八木 滋氏(大阪歴史博物館 学芸員)
鈴木伸廣氏(再掲)
※17:00頃〜収穫祭・交流会(同建物1階交流室にて、参加費500円)
越瓜料理の数々を試食しながら、食と農と暮らしの風景に思いを馳せます。
◎参加申込: 参加者名・所属・連絡先を書いて、FAX.06-6205-3512(CEL弘本)へお申込みくださるか、
https://www.sumai-machi-net.com/event/portal/event/32479
の申込フォームをご利用ください。
◎定 員:50名程度
◎問合先:CEL弘本(電話 06-6205-3518)まで
■ 主 催:大阪ガスエネルギー・文化研究(CEL)
企 画:U-CoRoプロジェクト・ワーキング