弘本 由香里
2017年03月31日上町台地 今昔タイムズvol.8 2017春・夏号
「有為転変、世情によりそい願いを映し よみがえるお地蔵さんとまちの暮らしの縁起」
企画・編集: U-CoRoプロジェクト・ワーキング※
発行: 大阪ガス エネルギー・文化研究所(CEL)
内容: 古代、聖徳太子が六万体もの地蔵を彫って安置したと伝わる上町台地。中世には、極
楽往生を願う辻で、ときには閻魔大王と化したお地蔵さんが道行く人々を見守りました。近世ともなると、地蔵巡りで賑わうお堂から、長屋が立ち並ぶ街角へ、さらに路地の奥深くへ。お地蔵さんは現世の願いを一身に受けて、まちじゅうに迎え入れられていきました。時代は下って、文明開化に激しい戦災…、幾多の荒波を被りながら、なおよみがえり続ける姿こそ、まちに生き人々の心を映す鏡、その地の暮らしの縁起さながらです。
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