弘本 由香里
2018年03月26日上町台地 今昔タイムズ vol.10 2018年 春・夏号
「稀代のなにわ名所案内人
暁鐘成と再びめぐる上町台地 食が結ぶ高低・聖俗交わりの風土」
企画・編集: U-CoRoプロジェクト・ワーキング ※
発行: 大坂ガス エネルギー・文化研究所(CEL)
要旨: 幕末・大坂に稀代のクリエイターがいました。その名を、暁鐘成(あかつきかねなり)と号し、縦横無尽の知と鋭い感性でなにわの地理・歴史・風俗を記録。不朽の名所案内記『浪華の賑ひ』や『摂津名所図会大成』を著しました。大の食通でもあった鐘成が、五感六感、五臓六腑で捉えた上町台地の味はまた格別。高きも低きもともに興じ、聖も俗もともに食らう。各地から人々が訪れるまち・大坂を一望に眼中に収め、名物の食を通してこの地と交わりを結ぶ。それは、今に通じる、訪れる旅人の作法・受け入れるまちの作法でもあることに気づかされます。
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