弘本 由香里
2020年01月20日イマジン・トーク
「20世紀“上町台地 博覧会時代”から、21世紀“大阪・関西万博時代”を想像する旅へ
時代を先駆けたモダン大阪の新星たちは、今、何を語ってくれるだろうか」
21世紀を生きる私たちは、未来に何をリレーすることができるのでしょう。 2025年大阪・関西万博を前に“レガシー”という言葉が躍る今だからこそ、20世紀の曙に輝いたモダン大阪の時代精神が、どのような環境の中でどのような人物たちによって生みだされたかに注目。「上町台地 今昔タイムズ」*第13号では、「“超時空遺産”上町台地博覧会時代 モダン大阪に煌めいた若き才能たちの光跡」をテーマに編集を試みました。
驚かされたのは、20世紀の幕開けに始まりモダンの頂点ともいえる大正末期から昭和初期にかけて、若き才能たちが綺羅星のごとく現れ、大阪の歴史・文化・風土を母胎に、権威によらず、さまざまな職業人が垣根なく結びつき、新たな思想や技術を受け入れ、カオスの中から時代を先駆ける文化を生み出していたことです。
時代精神を体現した新星たちの魂は、何を拠りどころとし、どのような点と線で結ばれていたのか。今回のフォーラムでは、“超時空遺産”の旅に誘うプロローグから、その神髄に分け入るトークを経て、イマジネーションを呼び覚ます、時を超えた新星たちの出会いの場を共に築き、次世代につながるエポックとなることを願っています。
■開催日時:2020年3月1日(日)15:00〜18:00頃 ※受付は14:30から
■会 場:うえほんまち錢屋ホール 大阪市天王寺区石ヶ辻町14-2 錢屋本舗南館6階
■プログラム(予定):
15:00〜15:10=開会 ご挨拶/趣旨説明
15:10〜15:30=Scene 1 プロローグ“超時空遺産”の旅へ
「エピソード年表でたどる、時代を先駆けた新星たちの点と線」
構成:大阪ガスCEL/U-CoRoプロジェクト・ワーキング
15:30〜16:15=Scene 2 イマジン・トーク その1
「“エコール・ド・大阪”ともいうべき時代精神を生んだ背景と神髄を描き出す」
講 師:
橋爪節也(大阪大学総合学術博物館教授/大学院文学研究科教授兼任)
16:25〜18:00=Scene 3 イマジン・トーク その2
「時を超えた新星たちとの出会いから、21世紀 “大阪・関西万博時代”とは何なのかに迫る」
コメンテーター:
池田真優(現代アーティスト)
橋爪節也(前掲)
その他ご来場のみなさま
モデレーター:
池永寛明(大阪ガス エネルギー・文化研究所 顧問、ナレッジキャピタル大阪・関西万博会議〜ワイガヤサロン〜座長)
(敬称略)
◆出演者プロフィール
・橋爪節也(はしづめ・せつや)
大阪市立近代美術館建設準備室主任学芸員、 大阪大学総合学術博物館館長などを経て現職。美術史研究にとどまらない観点から近世・近代大阪を探究。編著書に『モダン心斎橋コレクション』『大大阪イメージ』など。
・池田真優(いけだ・まゆ)
大学在籍時に招かれたシリコンバレーでの起業育成プログラム経験を踏まえて制作してFBに発表したデジタル絵画「花」は100万いいねを 獲得した。アートを軸に、経営、技術、シンギュラリティ、日本文化などと融合したFBグループを次々と主宰。日経新聞COMEMOのアート部門最年少キーオピニオンリーダーに抜擢されアートコラムを1年半にわたり発信した。1年間でnoteのフォロワー数は約1万人となる。
・池永寛明(いけなが・ひろあき)
過去と現在、内と外をつなぎ、都市・地域の本質(コード)をさぐりだし、方法論(モード)を導きだし、これからの日本のあり方を考え実践していくルネッセ(再起動)を展開。共著に『上方生活文化堂』ほか。
◎参加申込:当申込フォーム https://www.sumai-machi-net.com/event/portal/event/33695 からお申込みください。
FAX.06-6205-3512(CEL弘本)でもお申込みいただけます。
◎定 員:100名程度 ※参加無料
◎問合先:CEL弘本(電話 06-6205-3518)まで
■主 催:大阪ガスエネルギー・文化研究所(CEL)
企 画: U-CoRoプロジェクト・ワーキング
協 力: 株式会社錢屋本舗
*「上町台地・今昔タイムズ」のバックナンバーや、プロジェクトの歩みは、ホームページ「大阪ガスCEL」「U-CoRo」で検索してご覧いただけます。
http://www.og-cel.jp/project/ucoro/index.html