弘本 由香里
2020年03月25日上町台地 今昔タイムズ vol.14 2020 春・夏号
「上町台地から想いを馳せる、“共”の知としての災害史と文化 」
発行: 大阪ガス エネルギー・文化研究所(CEL)
企画・編集: U-CoRoプロジェクト・ワーキング(CEL弘本由香里、B-train橋本護・小倉昌美)
本号のテーマは「上町台地から想いを馳せる、“共”の知としての災害史と文化」。前号・前々号でとりあげた、都市と博覧会の百年の計に対して、もう一方の極にあった災害史に目を向けています。社会の激変期を生きた先人たちは大災害にも直面し、被害と復興の記録を後世に遺すことに心を砕いています。“レガシー”という言葉が躍る今こそ、先人たちの声に耳を傾けるべき時だと気づかされます。
また、阪神・淡路大震災から25年が経ち、一昨年大阪を襲った地震や台風の猛威は、災害と不可分の大阪のまちの記憶を蘇らせるものでもありました。重ねられてきた先人たちの経験と志を受け継ぐかのように、今、地域で取り組まれているレジリエンス(回復力など)の種となる実践も、ご紹介しています。
本号が、未来を拓くツールとして、さまざまなご議論の場でご活用いただけることを願っております。
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