栗本 智代
2018年02月06日このたび、創元社より『地域愛を育てる物語のつくり方――「語りべシアター」
の魅力』を発刊するはこびとなりました。
20年以上続けております「語りべシアター」の活動を通しまして、地域の生
活者の方へわがまちの魅力やポテンシャルを伝え、誇りを持ってほしい、さらに
各地域の都市魅力創出や地域活性化への取り組みにおいて、まちにとっての
「物語」の意味・本質と可能性を再認識していただきたいとの思いを込めて、
1冊にまとめました。イラストによる語りべ作品のつくり方(ワークショップ的
な手法説明)、上演作品内容紹介・制作ノート、担い手の育成や20年にわたる
活動の歩みについてのレポートの他、外部の有識者による寄稿など、ご関心に
よりどこからでも読んでいただけるよう編集しております。
関西の大型書店やAMAZONでもお求めいただけます。ぜひお手に取って
ご高覧いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
タイトル: 『地域愛を育てる物語のつくり方
――「語りべシアター」の魅力』
著者: 栗本智代
編者: 大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所
発行所: 株式会社 創元社
発行日: 2018年1月20日付
定価: 1200円+税
体裁: B5判 112ページ 四色刷
<目次>
前付:ようこそ、「語りべシアター」へ
語りべシアターのつくり方 ─ 台本の書き方と上演までの手順
上演作品の紹介(ストーリー・制作ノート)
大阪モダニズムものがたり、神戸・居留地ものがたり、甲子園
ものがたり、曽根崎心中考、通天閣ものがたり、淀川ものがたり、
織田作之助の世界、谷崎潤一郎、在原業平と芦屋、
わがまち尼崎ものがたり
寄稿:建物をめぐって感じる大阪の力 [倉方俊輔]
まちを耕す―《のっぺらぼう》から抜けだそう [茶谷幸治]
人情味のある言葉 [わかぎゑふ]
座談会 関西を支える一つの文化として、さらなる進化へ
新たな担い手・後継者の育成 ─ ワークショップとチャレンジ公演
語りべシアター二〇年のあゆみ
おわりに:なぜ紫式部は、源氏物語を書いたのか?