弘本 由香里
2021年04月01日上町台地 今昔タイムズ vol.16 2021春・夏号
「聖と俗のあわいで安寧を願う 上町台地相撲パノラマ」
コロナ禍の一年が巡り、再び春を迎え、「上町台地 今昔タイムズ」最新号(vol.16)では、安寧を願いまちの生命力を引き出す役割を担ってきた、「相撲」と大阪・上町台地の接点に着目した編集に取り組みました。
テーマは「聖と俗のあわいで安寧を願う 上町台地相撲パノラマ」。水陸交通の結節点、都市と農村の境目、新しい時代と旧い時代が交わる場所、はたまた彼岸と此岸を行き来する、聖と俗が隣り合う地として、大阪の風土を形づくってきた上町台地界隈は、歴史的に「相撲」との深い縁を宿しています。
地域のみなさまから数々の貴重な情報をご提供いただき、近世から近代へ、戦災や災害から復興へ、時代の荒波をともに乗り越えてきた大阪のまちと相撲の足跡の一端が、取材を通して鮮やかに浮かび上がってまいりました。大阪のまちに春を呼ぶ、大相撲春場所が、今年はコロナ禍で東京開催となりました。本号が、2021年の春風に乗り、まちの発展を支える力、風土の力について、想いを新たにする便りとなりましたら幸いです。
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