堺が生んだ茶の湯の大成者・千利休を主人公とした朗読劇「雪間の草」を11月10日(土)〜12日(月)さかい利晶の杜 茶室で上演いたしました。
約250名を超える多くのお客さまにお越しいただき、好評のうちに終えることができました。
お越しいただいた皆さま、ご来場いただき誠にありがとうございました。また、ご来場のお客さまには、観劇後、茶室で美味しいお菓子と抹茶もご賞味いただきました。
戦国時代から安土桃山時代にかけて信長、秀吉という二人の天下人に仕え、侘茶の完成者として知られる茶聖、千利休。茶頭として名声と権威を誇り、大名にも影響力を持った利休は政事にも関わってゆきます。
本作品「雪間の草」では、堺の商家に生まれ、茶の湯に親しみ、茶の湯の改革に取り組んだ千利休の壮年期を中心に、当時天下人であった同い年の武将、三好長慶の身内同然に懇意にしていた女性たえを妻に迎え、堅牢な自由都市である堺が時流の変化によって戦国時代の動乱に巻き込まれてゆく様子を描きました。
関西に実在した人物を題材にしたドラマシリーズである朗読劇シリーズ「イストワール」は、当社主催のOMS戯曲賞の最終選考作家がドラマを書き下ろし、人物ゆかりの地で朗読公演を開催しています。
今回の作・演出は、劇作家・演出家で「虚空旅団」主宰で第22回OMS戯曲賞大賞を受賞した高橋恵さんに手がけていただきました。
当社は、今後も「OMS戯曲賞」や「イストワール」を通じて、劇作家の育成や支援を行い、関西の文化活動の振興に貢献してまいります。
「OMS戯曲賞」については、こちらをご覧ください。
https://network.osakagas.co.jp/effort/oms/
ドラマシリーズ「イストワール」については、こちらをご覧ください。
http://www.toshimiryoku.jp/category/event/histoire.html