10月18日(金)〜20日(日)に、ドラマシリーズ「イストワールhistoire」*1の第10話として、水先人を目指す女性を主人公とした演劇作品「港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん」を神戸シーバス ファンタジー号船内にて上演いたしました。
遊覧船ファンタジー号という海の上を動く劇場で神戸港を巡りながら、4人の登場人物たちが、神戸を愛し神戸の港で働いてきた水先人の「じいちゃん」の物語を45分間のストーリーで繰り広げ、全5回の上演で約200名の皆さまにご覧いただきました。
「イストワール」は、関西に実在した人物や実際に起こった事件などを題材にしたドラマシリーズです。関西の劇作家育成と、地域に眠る物語の発掘・開発・伝承を目的に、OMS戯曲賞*2の最終選考に残った劇作家がドラマを書き下ろし、人物ゆかりの地での朗読公演をあわせておこなっています。今回の作・演出は、劇作家・演出家で第5回OMS戯曲賞大賞受賞作家蟷螂 襲(とうろう・しゅう)*3さんに手がけていただきました。
当社は、今後も「 OMS戯曲賞」や「イストワール」を通じて劇作家の育成や支援を行い、関西の文化活動の振興に貢献してまいります。
*1 ドラマシリーズ「イストワール」についてはこちらをご覧ください。
http://www.toshimiryoku.jp/category/event/histoire.html
*2 「OMS戯曲賞」についてはこちらをご覧ください。
https://network.osakagas.co.jp/effort/oms/
*3 蟷螂 襲(とうろう・しゅう)氏
1958年兵庫県生まれ。劇作家・演出家・俳優。立命館大学卒。在学中から演劇を始め、劇団犯罪友の会〜幻実劇場〜満開座〜笑殺集団リリパット・アーミー(現リリパット・アーミー?)を経て1994年、PM/飛ぶ教室を旗揚げ。『嵐のとなりの寝椅子』で第3回OMS戯曲賞佳作、『滝の茶屋のおじちゃん』で第5回OMS戯曲賞大賞を受賞。