CEL
2009年01月08日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
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2009年01月08日 |
CEL |
エネルギー・環境 |
地球環境 |
情報誌CEL (Vol.87) |
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世界と日本の水資源
地球上に存在する水のうちで淡水は2.53%。人類が利用可能な地下水や河川、湖沼水は合わせて1%に満たない。しかも地域により、大きな偏りが存在する。良質な上水を得られない人口は約11億人にものぼり、そのうちの大多数がアジア・アフリカの発展途上国に暮らしている。
図1 地球上の水の量
図2 世界各国の降水量等
図3 水供給設備・下水道設備の未整備人口の分布
降水量が多く水が豊かに見える日本でも、1人当たりの水資源量は各国と比べて多くない。降水量の経年変化では、ここ数年は減少傾向にある。一方、世界における技術的開発可能な包蔵水力はまだ多く、環境保全に配慮しながらの開発が望まれる。
図4 日本の年降水量の経年変化
図5 技術的開発可能な包蔵水力〈 既開発水力上位8カ国 〉
家庭で使う水と飲む水
日本人の意識調査によると、水質悪化や汚染、断水に対する危機意識は高く、飲み水でも、浄水器を利用したり、ミネラルウォーターを購入する率が増大してきている。一方、普段の生活で節水に努めている人も年々増えており、節水は考えていないという人は減少している。
図6 水に関する不安・心配 (複数回答)
図7 飲み水について (複数回答)
図8 ミネラルウォーターの1人当たり年間消費量推移
家庭での心がけ
お風呂や洗濯などでの節水を心がけるとともに、水を汚さないようにも配慮し、「ゴミを流さないように工夫している」は全体の約9割、「必要以上に洗剤を使わない」も8割近くになっている。
図9 家庭での水の使い方
図10 家庭で節水を心がけている面
図11 家庭で行っている水質保全のための配慮