山下 満智子
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研究領域 |
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2002年12月19日 |
山下 満智子
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住まい・生活 |
食生活 |
新聞・雑誌・書籍 |
2002年12月26日の毎日新聞朝刊に概要掲載 |
平成14年1月から1年、毎日新聞社大阪局の紙面研究プロジェクト委員を引き受けることになった。研究会は、毎日新聞社大阪局の社内組織であり各デスクが参加して毎週開催されてきた。平成11年から、「開かれた新聞」を目指して、月一度読者の代表として外部から5名の委員1が参加している。
12月担当分について、骨子を報告する。研究会は、筆者から、主に10月−12月始めの新聞記事から以下の問題について、今後の活動への期待と細かい点で気になったことをあらかじめ送付し、担当デスクから回答を得るという形で進められた。他に紙面研究会モニター2名も参加された。
項目
●拉致事件、帰国から一ヶ月 2件
11月19日 パソコン研修など
11月15日〜 空白の四半世紀、11月26日検証 北朝鮮報道40年など
● 田中さん報道 2件
10月 10日 朝刊 31面 出世レースは出遅れ?
10月 ?日 島津製作所ノーベル賞効果
● ゴーカート運転女性窒息死事件について
11月(13日の事件後)デスクです。
11月24日 29面 アサッテ君
● 12月 7日 1面 道路民営化委員会 最終報告 写真説明
● 12月10日 11面 連載サラリーマンと呼ばないで
1.拉致事件 10月15日に5人の被害者の方が帰国して1ヶ月たった頃からの一連の報道を通して、2つのことを感じた。
1) 読者が関心を払いながらも、そっと見守ることのできる報道はあり得るのか。
帰国された5人の方の報道には、当初単純に「良かった。」と思って接した。しかし現在は違う。同じように5人の方の記事に目を通しながら、そっとしておいてあげられないものかと思う。
朝刊の2面の隅に毎日掲載される「首相日々」については、「政治家がどこで誰に会っていたか」を知ることは、国民の知る権利でもあり義務でもあると思う。
しかし帰国された5人の方については違う。たとえ平安に過ごされていることの報道にしてもテレビで、新聞で、週刊誌で、かれこれ一ヶ月以上たつのに日常の行動を毎日写真つきで知るのは、異常ではないか。