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情報誌CEL

安達 純

1998年08月20日

CELからのメッセージ・46号

作成年月日

執筆者名

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媒体(Vol.)

備考

1998年08月20日

安達 純

住まい・生活

その他

情報誌CEL (Vol.46)

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ビジネスの一本道を少し逸れ、C E L という‘ 迷路’ に足を踏み入れてから約四ヶ月が経ちました。この間、C E L と親しくお付き合いいただいているたくさんの方々にお会いして、貴重なお話を伺うことができました。そうした中で、「C E L は、生活者の視点に立って企業のあり方を考えるユニークで面白い存在ですね。これからもその基本路線を大切にして頑張ってほしい。」という激励の声や、「縦割り社会を横につなぐ、知的サロンの場としての役割を果たしてもらいたい。」と、期待をこめたお言葉もいただきました。その一方で、「C E L は創設以来十二年、ここら辺で新機軸が欲しいところですね。」といったご注文もありました。

私がこうしたご指摘をきちんと受け止め、次なる一歩を踏み出すためには、もっと大きな視野、もっと大きな力が必要です。今はまだ、C E L の入口論あたりを行きつ戻りつしているところです。C E L の目的は、「社会の変化を研究し、大阪ガスが将来にわたって社会のお役に立つ存在であり続ける一助となること」であり、それは私なりに言い換えれば、C E L は「大阪ガスが未来社会と出会うための‘ 通路’ でありたい」ということであります。しかし、( 私にとって) 困ったことには、その‘ 通路’ は思いの外に‘ 迷路’ でもあるのです。なにしろC E Lは、「企業の中にあって外にある」、「組織ででないような組織である」、「ガスを売る固い企業でありながら、文化の研究もしている」など、あたかも禅問答のような存在なのです。しかし、この‘ 迷路’ の構造はもう少し明らかにしていく必要はあるにしても、‘ 迷路’ であることそれ自体は、意外と効用をもたらすものと思えてなりません。これからの社会は、従来ではあまり関係のないように見えたもの、あるいは、むしろ相反しているように思えたものの間に、どうにかして通路を見つけ、調整し、さらには、互いに助け合い高め合う関係へと転化していくことが求められる時代を迎えると思います。たとえば、経済と文化の関係がしかりであり、また、成長と環境、組織と個人、官と民、ハードとソフト、規制緩和と自己規制( 自由と規律) 等々の関係も同様です。

 

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