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情報誌CEL

永瀬 泰子

2012年07月10日

コミュニティ型シェア居住

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媒体(Vol.)

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2012年07月10日

永瀬 泰子

都市・コミュニティ
住まい・生活

コミュニティ・デザイン
都市居住
ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.101)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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若い世代に広がる新しい住まい方
インタビュー(2012年4月2日)

コミュニティ型シェア居住

 今、新しい住まい方としてシェアハウスが注目を集め、全国的な広がりを見せ始めています。これまで、恵比寿や吉祥寺など、東京を中心にしてシェアハウスを展開してきた(有)Come on UPも、2012年の春に関西へ進出、大阪と京都でもシェアハウスの運営を開始しました。そのひとつ、大阪でオープンしたばかりの「シェアハウス緑橋」に代表の永瀬泰子さんを訪ね、同社がコンセプトとするコミュニティ型シェア居住の現状とその可能性についてお話をうかがいました。

自律心のある人に交流と成長の場を提供

―東京を中心に、最近は若い世代でシェアハウスの人気が高いと言われます。そもそもシェアハウスとはどういうものでしょうか?

 簡単に言えば、他人同士がひとつ屋根の下をシェアして暮らす居住スタイルです。実際の形はいろいろで、普通の一軒家に数人で住むものから、管理会社が共用スペースを運営するマンション規模のものまで、今は全部シェアハウスと言っていますね。
 私たちの場合は、主な対象が20〜30代の社会人で、基本は戸建ての個室。台所やリビングなどを共に使い、洗濯機や冷蔵庫などの電化製品も共用。掃除などは当番です。
 でも、一番大切なのはその目的。男女数人の共同生活を通して、自律心のある人たちが交流しながら互いに成長していこうというものです。

―そうしたコンセプトを持っているのがコミュニティ型だということですね。

 ええ。最近は「シェアハウス」という言い方が多くなってきましたが、以前は「ゲストハウス」とも言いました。でもゲストではなく、自分たちで家を育てていくというのが、私たちの考え方です。
 だから、ここに住むのは、いろいろなバックグラウンドの方々と交わることで自らの成長を志向する人たち。ただの仲良しハウスではないですね。シェアハウスの良さは、暮らしていく間に、自分とは別の価値観があることを知り、自らの殻を破るための、良い刺激を受けることができるところにあるんです。

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