炎と食
炎と食II 第3章 大阪ガスの炎と食
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2016年02月01日
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山下 満智子
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住まい・生活
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食生活
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炎と食
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食分野における社会貢献活動
大阪ガスの食育 ― 炎とともに歩んできた食文化を次の世代へ
大阪ガス料理活動の新たなステージへ
創業以来、100年以上に亘りおこなってきた大阪ガスの料理活動は、多くのお客さまを通じて関西の食文化に足跡を残し、当社の企業価値、コーポレートブランドの構築に大きく寄与してきました。そして、2008年6月、「100年の料理活動」を「大阪ガスの食育への取り組み」へと進化させようと、食育基本法に沿った食育活動を本格的にスタートしました。
食育先進企業の取り組みから多くを参考にさせていただき、まず社内横断的な食育ワーキングを立ち上げ、「大阪ガスの料理活動」を食育の視点で見直し、食育活動の基盤や長期の活動計画について検討をするところから進めました。そのうえで、大阪ガスの食育理念を「①料理する楽しさを生きるチカラに」「②おいしく食べて豊かなココロに」「③食の理解を通じてつながりあう社会に」と設定し、《「いただきます」で育もう。》をスローガンに、大阪ガスの食育活動の新たな一歩を踏み出しました。
その後は、食育を指導される教育・保育関係の方々向けに食育に関する情報を提供するとともに、さまざまな方が食育について考え、楽しく学べるようなセミナーやイベントを数多く開催してきました。スタートから7年、現在ではプログラムの内容も充実し、活動への認知度も高まり、活動の幅を広げて積極的に食育活動を展開しています。
小学生向け食育教材『食育BOOK』を配布
大阪ガスは、「楽しく学ぼう食育研究会」が発行する、小学5・6年生対象の食育教材『「いただきます」ではじめよう! なぜ? なに? 食育BOOK』の制作に協力し、2009年1月から当社都市ガス供給エリア内の小学校へ希望に応じて無償で配布しています。「楽しく学ぼう食育研究会」は、小学校の授業で活用できる教材の制作を目的に、京都府立大学大学院や大阪ガスなどのメンバーによるプロジェクトチームとして結成されました。本教材は、京都府立大学大学院の大谷貴美子教授の監修のもと、実際に食育指導をおこなう小学校教員や有識者の方々に執筆いただきました。
『食育BOOK』は、食を通じて、(1)食の大切さを理解し、五感による「生きる力と豊かな心」を育む、(2)日本と世界の食文化を学ぶ、(3)食料自給率や食を支えるエネルギーなどから社会とのつながりを学ぶ、を主な内容とし、児童用の「本編」のほか、教員用の「指導のてびき」との2部構成になっています。