CEL
2009年03月19日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
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2009年03月19日 |
CEL |
都市・コミュニティ |
コミュニティ・デザイン |
情報誌CEL (Vol.88) |
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『地域を活かすつながりのデザイン〜大阪・上町台地の現場から』を発行
既存の地域資源を活かしてコミュニティの力を育んでいくまちづくりが、各地で試みられるようになってきた。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の価値を見直し、暮らしの中に再度組み込んでいこうとする動きである。そこには、地域に根差しながらも従来の枠組みを越える、つながりのデザイン(コミュニティ・デザイン)という共通項が浮かび上がってくる。
本書は、大阪の都心部・上町台地界隈という現場で繰り広げられてきた、産学地域協働の多彩な実践と研究の中から生まれてきたものである。その協働の蓄積をもとに、2007年、(財)大学コンソーシアム京都、同志社大学、大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所(CEL)が連携し、CEL寄付講座「コミュニティ・デザイン論」を同志社大学に単位互換授業として開設した。長屋再生、コリアンタウン、地域の拠点としての寺院、人と場所をつなぐネットワーキングの仕掛けなど、現場から見出した知恵の数々を、共有していくためである。この連続講座を元に大幅に加筆修正を行い、書き下ろしを加えて構成したのが本書である(第3章補論と第7章をCEL・弘本由香里が、第7章補論をCEL・加茂みどりが執筆)。まちの現場から、コミュニティ・デザインの輪を広げるツールとなることを願う一冊である。