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情報誌CEL

旧遷喬尋常小学校

2008年03月21日

 “ゆるやかな管理”が賑わいを生み出す

作成年月日

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備考

2008年03月21日

旧遷喬尋常小学校

都市・コミュニティ

都市システム・構造

情報誌CEL (Vol.84)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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映画「ALWAYS・三丁目の夕日」のロケ地にもなった小学校

 岡山県北部に位置する真庭市久世地区に建つ「旧遷喬尋常小学校」。明治四〇年に建てられたルネサンス調の外観を持つこの建物は、国の重要文化財にもなっていて、近代の小学校建築を代表するその優雅な姿は、映画「ALWAYS・三丁目の夕日」にも登場している。

 ここは平成二年まで、現役の小学校校舎として使われていたが、現在は、隣接して平成九年に建てられた「エスパスセンター」という新しい施設と合わせて、校舎が建つ敷地全体が「久世エスパスランド」として、一般に開放されている。

 旧校舎には、市民の寄贈による一般書とまんがを置いた「きてみてよんで」という図書館が一階にある。二階はグランドピアノが置かれた講堂での落語会や教室でのなつかし給食体験など、さまざまな行事で利用されている。普段から誰でも気軽に入れるように入り口は開放され、学校帰りの小学生や中学生が訪れ、本を読んだり、グラウンドでサッカーや野球を楽しんだりする光景が毎日見られるという。

 真庭市の担当部署である教育委員会では、「単に保存しているだけではなく、市民の思うように使ってもらえる、文化と情報と交流が体感できるスペースであり、市民の憩いの場なんです」と説明する。

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