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情報誌CEL

上岡 直見

2008年01月10日

環境に配慮した車の使い方

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2008年01月10日

上岡 直見

エネルギー・環境

地球環境

情報誌CEL (Vol.83)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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私たちの暮らしと車

 車にかかわる環境負荷はきわめて大きい。ここでは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素について数字で比べてみよう。図1は、家庭用の標準的なガステーブルと車のカーエアコン使用とアイドリングについて、一分間にどれだけの二酸化炭素を発生するかを示したものである(※1)。ガステーブルは、一分間に約七グラム、カーエアコンの使用は約二二グラム、アイドリングは約二八グラムの二酸化炭素を発生する。カーエアコンの使用時には、車が停まっていてもアイドリングをせざるをえないから、両方を足した数字になる。

 いかにものぐさな人でも、用もないのにガステーブルをいくつも点けっぱなしにすることはないだろう。しかし、車を停めてカーエアコンを使っているだけで、ガステーブルを七つほど点けっぱなしにするのと同じ二酸化炭素が発生する。さらに車を走らせると、それと同じくらいの二酸化炭素が追加されるのである。

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