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情報誌CEL

龍村 仁

2008年01月10日

本の万華鏡 “生活者ができる地球温暖化防止”を紐解くヒント

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2008年01月10日

龍村 仁

エネルギー・環境

地球環境

情報誌CEL (Vol.83)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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地球生命圏 ガイアの科学 ジム・ラブロック著、スワミ・プレム・プラブッダ訳  工作舎 一九八四年

 この本は、一九八九年に私が映画「地球交響曲」を撮り始めるに当たって、大きな勇気を与えてくれた本です。作者はイギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士、日本では一九八四年に初版が出版されました。

 二〇世紀後半に世界中で活発化し始めた環境保護運動の理論的、精神的支柱となった本でもあります。この本の中でラブロック博士は、「母なる星地球、ガイアはそれ自体がひとつの大きな生命体であり、私達人類はもちろんのこと、動物も虫もバクテリアも、樹や花や草も、岩や水や風までもが互いに繋がり、ひとつの大きな生命システムとして三五億年の歳月を生き続けている」という「ガイア理論」を発表しました。ちなみに「ガイア」とは、ギリシャ神話の大地の女神の名前です。

 なぜ、「地球は大きな生命体である」と言えるのか、という理論の内容については是非この本を読んで下さい。私たち素人にもわかりやすい科学的説明がされています。

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