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情報誌CEL

青森市新町商店街

2007年03月30日

 "コンパクトシティ"の実現で中心市街地の再生を図る

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備考

2007年03月30日

青森市新町商店街

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.80)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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”人と緑にやさしい街づくり“で賑わいを呼び戻す

 かつて青函連絡船の発着地として北海道へ向かう人たちで賑わったJR青森駅前にある「新町商店街」。しかし、青函トンネルの完成により連絡船は廃止され、来訪者は激減。そのほか、公共施設等の郊外移転といったスプロール現象の影響から、歩行者通行量が減少していった。このことに危機感を募らせた商店街関係者は、街路整備への取り組みを始めた。「その際に” 人と緑にやさしい商店街“というコンセプトを掲げ、『福祉対応型商店街』の実現を目指すことにしました」とナビゲーターの青森市新町商店街振興組合の堀江重一理事・事務局長は言う。活動に関しては、青森商工会議所と青森市も積極的に協力し、バックアップする形で多彩な事業を押し進めてきた。特に青森市が目指したのは「コンパクトシティ」(※)である。もともと青森市は、何もない平野に作られた都市だっただけに、そのままにしておくと、どんどん市街地が拡大していくばかりだった。 「県庁所在地として全国一の豪雪都市である青森市では、都市圏が拡大するということは、インフラだけでなく除雪作業などのコストも、どんどん増すばかりでした。そこで現在の佐々木誠造市長が、イギリスで提唱された『コンパクトシティ』に着目し、その実現による、人にやさしく、コストも抑えた” 持続可能な都市づくり“を目指したのです」と青森商工会議所新幹線・まちづくり対策部の中村隆昭部長は説明する。その結果、青森市では、周辺部にあった図書館などの公共施設を中心市街地に呼び戻し、また各種のサービスを集中させることで、人々の街なか居住を促し、その結果、商店街を歩く人を増やすことに成功し、賑わいを取り戻した。

 

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