河瀬 隆
2006年06月25日作成年月日 |
執筆者名 |
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2006年06月25日 |
河瀬 隆 |
住まい・生活 |
その他 |
情報誌CEL (Vol.77) |
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「スロー登山」という新しい山の楽しみ方が提唱されている(『山と渓谷』二〇〇五年九月号)。これは「スピードや効率を優先する現代登山の主流とは対照的に、マイペースで山に登り、山頂を踏むことにもこだわらず、ゆったりと山と山麓の自然の中で過ごそう」という新たな価値の提案だ。私もこのスタイルの山歩きを実践して久しいが、そのフィールドは自宅近くの低山が中心で、むしろ「スロー野山巡り」と言った方が正解だろう。
それにしても、わが家の子供達の「親離れ」も進み、私の休日もずいぶん気儘勝手に過ごせるようになったと思う。天気の良い休日の朝は、たとえ前夜の深酒が残っていても目覚めは不思議と爽やかで、さっさと朝食を済ませ、簡単に荷造りをして近郊の野山へ出かける。よく行くのはすぐ裏の明神山。
――河瀬 隆