豊田 尚吾
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2005年09月30日 |
豊田 尚吾
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住まい・生活 |
ライフスタイル |
情報誌CEL (Vol.74) |
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今号の特集にもあるように、大阪ガス エネルギー・文化研究所(CEL)では、本年二月、全国を対象に「これからの住まいとライフスタイル」に関する生活意識調査(以下、生活意識調査)を行った。本稿は、その結果をもとに、当研究所なりのライフスタイルに関する考察を行う(※1)。
所内メンバーの研究内容にしたがってアンケートの質問内容を決定しており、我々の問題意識がそこに込められている。そこで、ある切り口に則ったライフスタイルを定義した上で、回答者を分類(グループ化)する。各グループの選択や行動に関する特徴を確認する中で、今後の生活のあり方を検討する。
具体的には、アンケートのデータ処理を通じて得た七つの因子、?公的意識、?長期的視点、?自己主張、?人生享受、?自立性、?ヒューリスティクス、?情報化対応をもとに回答者を一一のグループに分け、その特徴によりネーミングを行う。これらを暫定的なライフスタイル分類と考え、そのグループがどのような生活選択を行っているのかを確認する。その作業を通じて各グループの特徴をよりはっきりとさせる。そして、それらの中でも特徴のあるグループの行動をもとに、これからの生活がどのように変化していくのかを展望する。これが本稿の目的である。