CEL
2004年09月30日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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2004年09月30日 |
CEL |
エネルギー・環境 |
環境対応 |
情報誌CEL (Vol.70) |
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「チャリンジャー」で二ツ井町の良さを実感
自転車は、そのクリーン性から世界的に利用促進が進められており、日本でも国土交通省が「自転車活用のまちづくり」の推進を図っているなど、まさに「エコライフ」に相応しい乗り物といえよう。
その自転車を「町おこし」に利用しているのが秋田県の北部に位置する「二ツ井町」。背後に世界遺産の白神山地を控える、自然豊かな町だが、日本の地方都市が概ねそうであるように、住民の主な移動手段は自動車だという。
「自然を最大の財産としていながら車に依存し、結果として排気ガスを発生させている。それを反省し、可能な範囲でエネルギーを使わない、豊かな自然環境にふさわしい生活を実現するために自転車利用を考えました」と生活環境課の村岡係長は説明する。
同町では平成一一年から、共用自転車(「チャリンジャー」と命名)として、町内ならば「いつでも、どこでも、だれでも」自転車に乗れるようにしている(雪のため冬季の貸し出しは休止)。まず、町民が不要とした自転車約八〇台をリサイクル活用する形でスタートし、その後、東京都杉並区から放置自転車約三五〇台を譲り受けた。また、共用自転車の利用促進を高めるために、国土交通省の予算で、自転車専用の道路整備なども行っている。