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講演録

濱 惠介

2004年12月04日

エコハウスの住まい方と温熱環境

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2004年12月04日

濱 惠介

住まい・生活

住生活

講演録

日本建築学会 第34回熱シンポジウム

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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「再生エコハウス」は、奈良市にある1972年建設の鉄筋コンクリート造一戸建て住宅で、99年にエコ住宅へと改修・再生した自宅である。外壁・開口部等の断熱性向上及び光庭のアトリウム化により温熱環境は、大幅に改善された。暖房は通常どおり必要だが、冷房用エアコンは利用しない。熱負荷の低減と再生可能エネルギー利用、そして省エネ型のライフスタイルにより。在来型エネルギー消費は通常の半分以下であり、さらに太陽光発電の逆潮流をマイナス算入することで二酸化炭素排出量は当該地域平均の約15%である。居住者は環境負荷を低減させることを強く意識しており、温熱環境にはなお改善の余地があるが、住まい手の満足度は高い。

The “Saisei Eco-house” in Nara was originally build in 1972 and has been regenerated into an eco-house and lived by the author’s family since 1999. This paper tries to analyze its thermal condition and energy saving performances in relation to the residents’ lifestyle. Although normal heating is necessary in winter, air-conditioning in summer is not used. Owing to thermal improvement and low-energy lifestyle, the consumption of conventional energy is less than a half of the average. Even though the thermal condition has yet room to improve, the residents’ satisfaction is high partly because they are willing to reduce environmental impact.

 

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