山下 満智子
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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備考 |
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2002年06月19日 |
山下 満智子
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住まい・生活 |
食生活 |
新聞・雑誌・書籍 |
6/27毎日新聞朝刊紙面に掲載 |
平成14年1月から1年、毎日新聞社大阪局の紙面研究プロジェクト委員を引き受けることになった。研究会は、毎日新聞社大阪局の社内組織であり各デスクが参加して毎週開催されてきた。平成11年から、「開かれた新聞」を目指して、月一度読者の代表として外部から5名の委員1が参加している。
6月担当分について、骨子を報告する。研究会は、筆者から、主に5月−6月始めの新聞記事から以下の問題について、今後の活動への期待と細かい点で気になったことをあらかじめ送付し、担当デスクから回答を得るという形で進められた。他に紙面研究会モニター2名も参加された。
項目
● 食の安全再構築に向けて
● 家庭欄に見る「性別による役割分担固定」意識
● 個人情報保護法案等
● 京都議定書に関連して
● 見出しについて気になったこと2件
● 顔写真・記名の記事やコラム
1. 食の安全の再構築に向けて、
1)記事から義憤が感じられなくなってきたのではないか。
2)行政の縄張り争いにもっと突っ込んだ記事をお願いしたい。
3)「何が問題で、これほど関心の高い、基本中の基本といえるような問題がなぜ解決で
きないか」という究明の記事を期待する。
日本で初めてのBSEが、農水省から報告されたのは、昨年の9月10日であった。第一次報告は二転三転して、消費者の不信・不安は頂点に達した。学校給食での牛肉使用取りやめなどが続き、牛肉市場の冷え込みは回復していない。
そのBSEに関連して、食肉への消費者の信頼回復のための補助制度を悪用した牛肉偽装を雪印食品が起こない、1/23毎日新聞社がスクープした。