前市岡 楽正
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
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2001年09月25日 |
前市岡 楽正
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エネルギー・環境 |
地球環境 |
CELレポート (Vol.11) |
【目次】
1.目的
2.調査概要
3.3Eのあり方
4.エネルギー
5.経済
6.ポイント
[参考]質問項目と回答者の属性
【本文】
1.目的
新世紀には、3つのE ――エネルギーの確保(Energy Security)、経済成長(EconomicGrowth)、地球環境保全(Environment Protection)――が互いに無関係ではあり得ないという事実が誰の目にも明らかになるだろうといわれている。例を2つ。「電力中央研究所ではかねてから、『経済の発展』『資源・エネルギーの確保』『環境の保全』のトレードオフの関係をトリレンマと呼び、トリレンマを克服することがまさに人類の危機を回避する基本であると考え…(以下略)」1「我が国のエネルギー政策の基本原則は3E(エネルギー・セキュリティ確保、経済成長、環境保全)の同時達成にあり、こうした要請に対し新たな対応が求められている」2。3E間のトリレンマの「克服」あるいは3Eの「同時達成」という問題設定の是非はともかくとして3、3つのEをどう位置づけるか.............がますます重要になることは確実であろう。
3つのEの現状と将来をどうみるか、3者間の関係をどう考えるか、有効な対策は何か、トリレンマの「克服」あるいは3Eの「同時達成」は可能だろうか――こうした問題に対する国民意識の実態を探るために、エネルギー・文化研究所は意識調査を実施した。