濱 惠介
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研究領域 |
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備考 |
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2001年09月20日 |
濱 惠介
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エネルギー・環境 |
省エネルギー |
講演録 |
「都住創」月例イベント |
快適な暮らしは捨てたくない、しかし地球環境をこれ以上傷つけてはいけない。そんな身勝手な願望を両立させる試みを、自宅で実践している。高断熱化、太陽エネルギー利用、節約など、いろいろな工夫でかなりの省エネは達成した。それでも破綻への行進は止まらないのでは?
実践可能なのエコハウス、エコライフとはどんなものだろう。
移り住んだ家30から
1952-57 田舎町のモダンリビング(小林/宮崎県)
1962 入り江を見下ろす邸宅(シドニー/オーストラリア)、暖炉のある家(メルボルン)
1972-73 古いアパルトマン(ストラスブール/フランス)
1982-84 ニューモデル中層公団住宅(横浜、90-96)
1987-90 熱帯の戸建て住宅(ジャカルタ/インドネシア)
1999− 永住の場所、再生エコハウス(奈良)
再生エコハウスでの実践から
■なぜ省エネか:
地球・国土・地域・住まい・個人....温暖化ガスの発生を現行の1/4にする必要、IPCC
■様々な省エネ:
無駄を省く、効率を高める、節約する、自然を利用する.....絶対量の削減が必要
■様々な判断:
家計、環境、健康、快適、便利/面倒、安楽/我慢.....楽しく省エネを
■実践的方法:
1)建築
建物の方位、窓の大きさ・向き、構造、仕上の色、壁と開口部の断熱/性能と工法
2)設備
太陽エネルギー利用(電気・給湯・暖房)、効率の良い機器への転換、薪ストーブ
3)造園/エクステリア
植栽、落葉樹、建築緑化(屋上・壁面)、ウッドデッキ、散水・保水性素材、雨水利用
4)暮らしの工夫
待機電力カット、熱や水のカスケード利用、季節・時間帯に応じた部屋の用途
衣服で調節、ほの暗さもまた楽し、打ち水、行水