大阪ガスネットワーク

エネルギー・文化研究

  • サイトマップ
  • お問い合わせ

CELは、Daigasグループが将来にわたり社会のお役に立つ存在であり続けることができるように研究を続けています。

  • DaigasGroup

JP/EN

Home > 論文・レポート検索 > 太陽熱で湯を沸かす

論文・レポート検索

Search

WEB

濱 惠介

2007年10月23日

太陽熱で湯を沸かす

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2007年10月23日

濱 惠介

エネルギー・環境

再生可能エネルギー

WEB

日経BP・ECO JAPAN連載コラム(10)

あり余る太陽熱

 

今年の夏は本当に暑く、かつ長く続きました。地球温暖化、また都市部ではヒートアイランド現象の影響を実感した人も多かったことでしょう。ギラギラと照りつける太陽を恨めしく思いながら、ガスや電気を使って湯を沸かすのはちょっと変じゃないですか? あり余る太陽熱を湯沸しに使えれば、地球温暖化とヒートアイランドの防止に直接役立ちます。そんなまわりくどい位置づけをしなくても、単純に「タダで余っている熱」を使うことは、財布にも環境にも良いはずです。

 

若い方は「日向水・ひなたみず」という言葉をご存知でしょうか。暑い季節、たらいに水を張って日当たりの良い場所に置いておくと、午後遅くにはぬる目の湯になります。昔はこの日向水で行水をしたと聞きます。ひょっとしたら、ギョウズイも死語かな? 念のために説明しますと、たらいに溜めた水や湯で体を洗うこと。「烏の行水」は今でも言いますね。日向水での行水は燃料も設備も不要で、実に素朴な太陽熱利用でした。

 

1950年代の終わり頃でしたか、蛇口から湯の出る家(第4回)の次に住んだ家には、初歩的な温水器がありました。それは大きさが畳1枚ほど、軟らかいプラスチックでできた扁平な袋のようなものでした。太い土管を積み上げた古い給水タンクの上に、戸板のようなものに乗せて置かれていた記憶があります。朝、ゴムホースで水道から注水し膨らませ、一杯になると水が溢れ出すので、そこで止めます。夕方に暖まった水(湯)を同じホースで浴槽に落とし込むだけ。風呂を沸かす焚き木の節約になったようです。極めて単純なもので保温もありませんから、冬は駄目だったでしょうが、他の季節には結構役に立っていたと思われます。

 

 

  • U−CoRo
  • 語りべシアター
  • 都市魅力研究室
  • OMS戯曲賞
Informational Magazine CEL

情報誌CEL

【特集】場づくりのその先へ −つながりから社会を変えていく

近年、まちづくりにおいて「場づくり」が注目されています。 その試みは、時に単なる...

バックナンバーを見る
  • 論文・レポート・キーワード検索
  • 書籍・出版
  • 都市魅力研究室
  • FACEBOOK

大阪ガスネットワーク(株)
CEL エネルギー・文化研究所

〒541-0046
大阪市中央区平野町4丁目1番2号

アクセス