濱 惠介
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
2009年09月28日 |
濱 惠介
|
住まい・生活 |
住生活 |
情報誌CEL (Vol.90) |
ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。
この稿では、生活意識調査結果のうち、エネルギー・環境に関係する概要を報告し、2005年、2007年に実施した同様の調査と比較しつつ考察を加える。また、環境的持続可能性と生活満足度との関係検証を試みる。 ここで扱うエネルギーは、まず日常生活における省エネ行動を対象としている。言うまでもなくエネルギー消費は環境への負荷となるが、省エネ努力にゴミ減量・節水などを加えて環境配慮型の生活行動を把握しようとしている。
敢えて区別するなら、エネルギー消費が、資源枯渇やCO2排出による地球温暖化というグローバルな重要問題に直結するのに対し、ゴミの減量は、処理場不足や水質・土壌汚染など、ローカルな環境問題への対応といえる。
もうひとつ重要な調査内容が、家庭におけるエネルギーの選び方に関するものである。選択肢としては、電気、都市ガス、プロパンガス、灯油などがあるが、これらを用途に応じての使い分けの実態と将来の希望などに関する動向についても、併せて報告する。