離島経済新聞社
2014年07月01日作成年月日 |
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2014年07月01日 |
離島経済新聞社 |
エネルギー・環境 |
地域環境 |
情報誌CEL (Vol.107) |
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日本は6852の島からなる島国である。国土面積は世界61位(約38万?)と決して広くはないが、東西南北の海上に多くの島が点在するため海の面積(EEZ=排他的経済水域)は世界6位(約448万?)。豊かな海に恵まれた「海洋国家」とも表現される。地球上の7割を占める海に対して陸地は3割。日本のように島*だけで構成される国は「島嶼国」と呼ばれ、インドネシアやイギリスもそれにあたる。海に囲まれた島嶼国は、海の多大な恩恵を受けてきた。ダーウィンがガラパゴス諸島の独自の生態系に注目したように、よその土地と陸でつながらない島には、それぞれに固有の生態系や文化が成立しやすい。一方で、海を通じて他の土地との交流が活発に行われてきた歴史もある。日本には本土5島と418島の有人離島があるが、自然、文化、歴史、地理、人々の暮らしのどれをとってもバラエティに富んでいる。そんな多様性がかいま見える20の島々と本土5島を、今回紹介する。
*一般的にオーストラリア大陸よりも大きな陸地を「大陸」、グリーンランド島以下の陸地を「島」と呼ぶ。面積参照:国土地理院「平成25年面積」