冨尾 博之
2024年09月01日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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2024年09月01日 |
冨尾 博之 |
都市・コミュニティ |
コミュニティ・デザイン |
情報誌CEL (Vol.135) |
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Daigasグループでは、2011年より年1回、グループ従業員の社会貢献マインドの醸成を目的に「ソーシャルデザインフォーラム」を開催している。社会課題解決に取り組む社内外の方々に登壇いただく形で継続してきたが、一昨年は「サードプレイス」を、昨年は「場づくり」をテーマに実施している。この2回では、家とも職場とも違うところに、自分らしく心地よく過ごせる「第三の場所」を持つこと、趣味や社会的活動などを通じて得た知見や人とのつながりを本業に活かしていくことの意義について伝えてきた。コロナ禍により出社が叶わず、家=職場という状況が長く続いたことから、職場での仕事とともに社会的活動を再起動させることが必要と考えてのことだ。
今回の『CEL』では「場づくりのその先へ」と題し、人々が集まる場はどうマネジメントすれば"活きた場"となるのか、そこで生まれたアイデアやつながりが社会を変えていく原動力となり得るには何が必要なのかを、現場での実践を重ねている方々とともに考えてきた。ここから得た知見は、多くの「場」で活かすことができるであろう。そして安全・安心な環境をつくり、そこで生まれた関係性や着想を大事にすることは、自分自身、ひいては企業の活性化にもつながっていくと考える。