嶋 敬介
2009年07月01日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
2009年07月01日 |
嶋 敬介 |
住まい・生活 |
ライフスタイル |
情報誌CEL (Vol.89) |
ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。
はじめに
アメリカのサブプライムローン問題に端を発する実態経済の悪化は、収入の低下や貯蓄の目減りなど、家計にも深刻な影響を与えています。好環境下にあっては、プランより実行が優先しがちですが、現在のように経済の先行きが不透明になっていくと、綿密なプランニングやプランの見直しを希望する動きが強まってきます。「いくらくらいの住宅なら購入可能か?」「生命保険はこのままでよいのだろうか?」「退職金の受け取り方は?」「一時金の運用方法は?」等々、悩みや疑問は尽きません。しかし、学校教育でもパーソナル・ファイナンスが重要視されない時代が長かっただけに、プランニングニーズはあるものの、実行までには至らなかったというのが現実のようです。
ここでは、先行き不透明な経済環境下において、どのように生活設計を組み立てていけばよいのか、家計における長期的なマネープランをどう構築していくのかについて、その方法論を紹介するとともに、中長期的視点から捉えたファミリー・ファイナンシャル・プランニングについて考えてみたいと思います。