NACS(ナックス)
2009年07月01日作成年月日 |
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2009年07月01日 |
NACS(ナックス) |
住まい・生活 |
ライフスタイル |
情報誌CEL (Vol.89) |
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会員自らが研鑽をつづけ、消費者への啓発と救済を目ざす
最も理想的なスーパーマーケットを考えてみましょう」、ある日の研究会では、こうしたテーマをもとに、参加者が意見を交わしていた。スーパーの立地や規模、客層や地域社会との関係性も勘案して、経営を成り立たせながら、お客様にいろいろな面で満足してもらうにはどうすればいいのか。施設をバリアフリー化し、できれば子育て支援のサービスも備えたい…。議論に熱が入る。
「NACSには、そんな研究会がいくつもあるんです。すべて会員の熱意と向上心が推進力ですよ」と、NACS西日本支部長である三沢邦子氏は語る。
NACSとは、(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の通称。1988年(昭和63)に経済産業省(当時は通商産業省)の許可を受けて発足し、現在、全国で7つの支部をもち、約4千人の会員を有している。そのうち、西日本支部は近畿と四国を合わせた地域で、会員数は1千人を超える。
「NACSは、主に消費生活アドバイザーが集う協会ですが、老若男女、経験豊かな人から新人までとさまざま。それぞれの会員が、将来を見つめて互いに研鑽しあい、切磋琢磨する場所が、ここNACSだと考えています」と三沢氏。
消費生活アドバイザーは消費者問題に精通し、公的機関などでの消費者相談やマーケティング、商品テスト、企画提案など、消費者の側に立ったアドバイスを行うが、最近は企業に勤めて、そこで消費者サービスや商品企画を担当する人も多い。
「消費者の利益と企業活動との調和を図りながら、健全な消費社会の形成に向けて、それぞれの会員が努力しているのです」と三沢氏。