マエキタ ミヤコ
2008年01月10日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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媒体(Vol.) |
備考 |
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2008年01月10日 |
マエキタ ミヤコ |
エネルギー・環境 |
地球環境 |
情報誌CEL (Vol.83) |
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みなさんは、冬至や夏至の「100万人のキャンドルナイト」を知っていますか。
さらにいま地球が大変なことになっているのをご存知ですか。30年ほど前から地球では生態系のくずれが心配されています。人間のいとなみが原因で。たくさんの動物たちが死んだり、木が枯れたり、作物がとれなくなったり。石油の燃やし過ぎ、化学物質の作り過ぎ、使い過ぎ、流れ出しがさまざまな不都合を引き起こしています。貿易のし過ぎが貧困のタネになり、貧困が生態系のくずれのタネになる、というマイナスのループがたくさん、地球のあちこちで渦巻いています。人類の未来は、そのよくないループに巻き込まれ、からめとられそうです。なんとかふんばって、からめとられないようにしなくっちゃ。
「100万人のキャンドルナイト」は、そんなよくないループからなんとか人類まるごと上手に脱出して、もとのように安心して住めるようになりたい、明るい未来をともに生きたいと願う人々の連帯から始まりました。
壮大な願いと小さくて手が届く目前の楽しみをいっぺんにつなげようとする「100万人のキャンドルナイト」は、まず冬至と夏至の夜8時から10時まで、みんなで一斉に、「でんきを消してスローな夜を」と呼びかけます。何をやってもいいのです。キャンドルのあかりで絵本を子どもたちに読んであげたり、アロマキャンドルを浮かべたお風呂にゆっくり入ってみたり、夫婦でワインをあけてキャンドルディナーをしたり、ろうそくのあかりで音楽を楽しむコンサートをしたり。原発反対の集まりをしてみたり、原発推進の集まりをしてみたり、原発をどうしたらいいかの話し合いの場を開催してみたり、何でもいいのです。