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情報誌CEL

鳥取環境大学

2008年01月10日

 まちなか利用が始まったバイオディーゼル燃料

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2008年01月10日

鳥取環境大学

エネルギー・環境

地球環境

情報誌CEL (Vol.83)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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わがまちは油田だ!

 石油に替わるエネルギーとして世界的に注目を集めているバイオエネルギー。日本でも全国でさまざまな試みが行われているが、大学発でまちなかに広めようという事業が鳥取市で始まっている。地域住民から回収した天ぷら廃食油からバイオディーゼル燃料(BDF)を造り出して車の燃料として利用するというものだ。最初は大学での実証実験から段階を経て、現在では地域住民はもちろん、鳥取市なども加わり、市内を走る一〇〇円バス「くる梨」や同大学のスクールバスに本格的に利用が開始されている。

 その推進役となったのが、鳥取環境大学をはじめ市民や行政などの関係者で構成される「NPO法人鳥取発エコタウン2020」である。その代表でもある同大学の吉村元男教授は、「私は、『わがまちは油田だ!』と提唱しています。まちの中にたくさん眠る、捨てられるだけの運命だった天ぷら油を燃料にすることで、エネルギー問題が解決するのはもちろん、原料は菜種ですから二酸化炭素を増やさない、まさに一石二鳥にも三鳥にも効果を生み出すことができる試みです」と説明する。

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