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情報誌CEL

京都市

2007年03月30日

 伝統と文化をさらに深化させた新たなブランドづくりを図る

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媒体(Vol.)

備考

2007年03月30日

京都市

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.80)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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歴史都市・京都の創生を図る

 世界的な観光都市・京都には、既に一二〇〇年を越える歴史と文化というブランドが存在する。だが、” 近代化“という名の都市破壊により、京都本来が持つ魅力が失われつつある。そうした現状に危機感を覚え、日本だけでなく世界の貴重な財産である京都が本来持っているパワーの再生を図ろうという具体的な動きが起こっている。それが「歴史都市・京都の創生を」という、京都市が市民や企業と一体となって進めている運動である。

 その事務局となっている白須正京都市総合企画局京都創生推進室長は、「『京都創生』とは、歴史と文化が息づくまち・京都が、本来持っている山紫水明の美しい自然や落ち着いた都市景観、受け継がれてきた奥深い文化などを、日本の歴史文化の象徴として守り育てることで、京都の魅力にさらに磨きをかけ、観光を通じて日本中、さらには世界に発信する試みです」と説明する。

 具体的には、次の三つを柱とした取り組みが進められている。一つ目は、京都らしく美しい「景観」の保全、再生、創造。市街地全域における建築物の高さの最高限度の引き下げをはじめ、周囲の景観に合わせたデザイン基準の策定、屋外広告物の規制の強化などが検討されている。二つ目は、永年の歴史に育まれてきた「文化」の継承と創造。白須室長は、「京都は歴史的な技法を継承していくだけでなく、常に最先端の技術の導入も図ってきたまちです。そうした伝統を活かして、蓄積されてきた京都の文化の継承と創造に取り組むことで、独自の個性ある世界的な文化芸術都市を創生します」と語る。そして三つ目は、こうした京都の都市資源を活かした魅力の創造と発信による「観光」の振興。「京都の観光は現在、非常に順調ですが、それに甘んじることなく、観光立国・日本の牽引役として歴史都市・京都の創生を図り、美しい日本の再生を目指します」(白須室長)。そのために、京町家の再生と活用の取り組みに対する支援を国に要望・提案するなど、京都だけに止まらず、国全体を挙げての支援の実現を図っている。

 

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