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情報誌CEL

盛岡市映画館通り

2007年03月30日

 街を形作った映画館を核とする盛岡ブランドの形成

作成年月日

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備考

2007年03月30日

盛岡市映画館通り

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.80)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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映画館通りから街の再生を図る

 現在の日本では、郊外型のショッピングセンターなどにある、一棟に多くのスクリーンを持つ「シネマコンプレックス(複合映画館)」が映画館の主流となっており、それに伴って、従来の映画館は街中から消えつつある。だが、そうした流れに逆らい、いまだ市街地の中心部の一つの通りに一〇を越える映画館が残るという、全国でも珍しい都市が盛岡市だ。映画館が建ち並ぶ通りを「映画館通り」と呼ぶだけあって、その映画館を核とした都市の再生も試みられている。その仕掛け人で、一〇年前から秋に行われる「みちのく国際ミステリー映画祭」も手がけてきたのが、ナビゲーターの「いわてNPOフォーラム21」の久木田禎一代表理事である。「昭和の初めまで、お城があった旧市街とJR盛岡駅の間には田畑しかありませんでした。そこに昭和一〇年、当時、東北一と言われた映画館ができ、これがきっかけとなって急速に街が形成された歴史があります。そこでそれを活かし、映画館通りを要とするまちづくりを考えました」その活動の一つに、二〇〇四年秋に行われた「盛岡シネマタウン社会実験フォーラム」がある。「国土交通省から受託し実施した事業で、歩”いて楽しむ街“を目指して、一〇月に『オープンカフェスタ』というネーミングで、盛岡大通り商店街への一般車両の進入を禁止し、路上でのオープンカフェやイベントを催しました」(久木田代表理事)。

 

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