CEL
2006年06月25日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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2006年06月25日 |
CEL |
住まい・生活 |
住生活 |
情報誌CEL (Vol.77) |
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きっかけは「NEXT21」の居住実験
大阪の中心市街地にある大阪ガス実験集合住宅「NEXT21」では、二一世紀の都市における環境・エネルギー・暮らしを具体的に考えることを目的とし、これまで二期、十年以上にわたって、さまざまな居住実験を実施してきた。その中のひとつ” ホームオフィス“実験住戸を、平成一四年秋から一年間、友人同士三人で共同生活を送る「単身者共同生活プラン」として使用したのが幸田真生子さんだ。
「大学時代の友人との共同生活は、楽しくもあり、苦しくもありました(笑)」
” 家づくり計画アドバイザー“である幸田さんの仕事は、住まいをつくりたいと考える人の思いを具体的なかたちとして実現していくこと。「連携を図る建築家や工務店の多くは大阪市内でオフィスを構えていますので、当時から市の中心部にある『NEXT21』はとても便利でした」。そのため、実験期間終了に際しても、近くで新しい住まいを探し、引き続きホームオフィスとして利用しようと考えたという。「一人で実験の続きをするという感じでした」と幸田さん。ところが、なかなか条件に合う物件がなかった。「生活をするために必要なガスや水道といったインフラが揃っているビルを探すとなると、単なるオフィスビルでは不十分だったので、少し時間がかかってしまいました」。