清水 英範
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
関連リンク |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2005年12月25日 |
清水 英範
|
エネルギー・環境 |
環境対応 |
情報誌CEL (Vol.75) |
ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。
最近、広告や雑誌、新聞などで『LOHAS』という文字を目にする機会が増えたのではないだろうか。インターネットでLOHASあるいは” ロハス“ ” ローハス“といった語句で検索すると、多数のポータルサイトがヒットする。また近いところでは、日経流通新聞社発表の二〇〇五年上期ヒット商品番付で、LOHASは西の大関(※1)、すなわち実質四位の地位を占めた。
そもそもLOHASとは「L i f e s t y l e s O f Health And Sustainability」の頭文字を取った造語で、平成一五年版の環境白書でも「環境に配慮し、地球環境の有限性や未来像を視野に入れて持続可能な社会が実現するようなエネルギー、製品、交通手段の選択を心がけるなど、自分自身の日常生活以外のことにも総合的に深い関心を示したライフスタイル」という表現で紹介されているが、一般的には「健康な身体と持続可能な地球環境を志向し、自己啓発に強く関心を持つライフスタイル」といった意味で理解されている。
本稿では、LOHASに関する歴史、日本でのムーブメントについて簡単に触れつつ、大阪ガスエネルギー・文化研究所が実施した「生活意識調査」から浮かび上がるLOHAS層について素描することを試みたい。