弘本 由香里
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2005年09月30日 |
弘本 由香里
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都市・コミュニティ |
都市居住 |
情報誌CEL (Vol.74) |
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前回(連載第四話)は、上町台地界隈をフィールドに、地域に根ざしながら公益的な価値創造の循環を促していく道筋を『コミュニティ・ビジネス(CB)』という視点から探っていく試みとして、平成一六年度に実施した「上町台地界隈におけるコミュニティ・ビジネスの現状と課題に関する調査」(研究体制・研究会メンバー等は前号に掲載)の成果を中心に、筆者の私見を若干加味しながら紹介した。
同調査は、大阪における都市居住の代表的エリアである上町台地界隈を調査対象地として、地域の多様な資源に根ざし地域の問題解決や魅力開発に資するコミュニティ・ビジネスの現状と可能性を明らかにすることを目的とした調査である。近年注目を集める都市再生や都心居住の動きを、真に豊かなまちづくり・生活創造へとつないでいくための具体的な方策研究の前提とすべく実施したものである。
連載第五回目の今回は、前回の最終項でふれた、同調査をとおして見えてきたヴィジョン「ノン・グローバル・ビジネス」としてのコミュニティ・ビジネスと、そのために必要とされる、コミュニティ・ビジネスと人とまち、あるいは新・旧住民をつなぐノン・グローバルなコミュニケーション・デザインのあり方について、同調査での成果をもとに報告する。