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情報誌CEL

真名子 敦司

2005年09月30日

「住まいと生活に関する意識調査結果」の概要(前編)

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2005年09月30日

真名子 敦司

住まい・生活

ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.74)

生活者の意識と行動調査はこちら

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

大阪ガスエネルギー・文化研究所では、現在、生活づくり・生活環境づくりのソリューション提案のために、生活者の視点に立って、「住まい・生活」「エネルギー」「環境」「都市」という四つの研究領域の様々な課題に取り組んでいる。

 「住まい・生活」について生活者が現在抱えている問題や期待している将来の姿や方向、それらのギャップを埋めるための方策や社会のあり方などを分析・研究することを目的に、今年はじめ、「これからの住まいとライフスタイルに関する生活意識調査」を実施した。

 当研究所の研究員が、その結果を本誌の今号と次号に分けて報告する。ここでは、調査結果の概要を二回に分けて紹介したい。まず今号では、「住まい・生活」分野について取り上げる。

 なお、今回の調査の全質問・回答を当研究所のホームページ(URL:http://www.osakagas.co.jp/cel/)に公開した。

 今回の調査にご協力をいただいた回答者の皆様に感謝申し上げる。

現在および将来の生活について

(1)望む生活スタイル

 「精神的に豊かな生活をしたい」と思う人(「どちらかといえばそう思う」人を含む。以下同様)は九五パーセントで、「経済的・物質的に豊かな生活をしたい」と思う人の比率九割を上回る。関連する生活価値に関する設問に対して、「出世より自分の人生を楽しみたい」「収入は少なくてもやりがいのある仕事をしたい」「世間の目を気にせず、好きな人生を送るのがよい」と思う人は四割を超える。また、日常の生活では、「家族団欒」「趣味・スポーツ」「ゆったりと休養」「知人・友人との会合」に充実感を覚える人が多く、「仕事」はその次にくる。

 物質的な豊かさが満たされているといわれる現在、精神的な豊かさと調和のとれた生活を求める人が増えている実態が窺える。

 

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