CEL
2005年09月30日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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2005年09月30日 |
CEL |
住まい・生活 |
食生活 |
情報誌CEL (Vol.74) |
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ガスコンロやグリルを利用した簡単な調理習慣が脳を元気にすることを世界で初めて実証 !!
調理による脳の活性化について
研究成果を発表
調理習慣導入による脳の活性化実証実験
大阪ガス?は平成一六年から、東北大学未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授の指導のもと、調理による脳の活性化についての実験に取り組んできました。
今春は、定年後の男性を対象にして、ガスコンロやグリルを利用した簡単な調理による「生活介入(生活習慣の導入)」を実施。この調理による生活介入の前後で被験者の脳機能を計測した結果、調理の習慣が脳機能の向上に寄与するということを実証しました。
東北大学では、すでに音読や単純計算よる生活介入によって脳機能が向上することを実証しており、本実験によって、調理の習慣によっても脳機能が向上するということが世界で初めて実証されました。
■高齢男性を対象に、調理による生活介入の実験を実施
1. 調理による生活介入開始の前に、被験者の脳機能を計測。
2. 調理による生活介入が終了した3 カ月後に再び同様の試験を実施して、両方の時点での差異を確認しました。
その結果、調理による生活介入によって、「前頭前野機能」を評価する得点で向上が見られました。また「思考力」、「総合的作業力」検査においても、有意に得点が向上。これにより、調理による生活介入によって脳機能が向上するということが実証されました。