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情報誌CEL

濱 惠介

2004年09月30日

エコライフの実践者たち

作成年月日

執筆者名

研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2004年09月30日

濱 惠介

エネルギー・環境

環境対応

情報誌CEL (Vol.70)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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エコライフとは

 エコライフ=エコロジカルな生活とは、「環境を大切にしたいという気持ちで、健康で自然の摂理に素直な生活」と表現すればよいだろうか。つまり、資源を大切に利用し、環境を汚す廃棄物や温室効果ガスの排出をできるだけ抑えながら、自然のリズムで心ゆたかな生活をすること、と思われる。そんな生活スタイルを実践しているのは、どのような人達だろう。

 本稿では、環境に配慮しつつ生活している方々からうかがったお話を軸に、「エコライフ」実践の様子を紹介しつつ、そこに含まれる意味・価値などについて解き明かしてみたい。生ゴミを減らす

 身近で目に見えやすい生ゴミ処理の取り組みを見てみよう。吹田市の市街地にありながら小田信子さんのお宅は庭が広い。南側は果樹が茂り、北西側は菜園になっている。生ゴミ処理はそこに穴を掘って埋めるだけ。一世代前はごく当たり前だった方法である。土中の微生物によって分解された養分は植物が吸収し、小さな循環ができていると見受けられた。

 三田市の郊外、お宅の裏が雑木林という山崎真理子さんの方法は実におおらかだ。まず庭の一角に生ゴミを適当にばら撒く。すると、イタチ、タヌキ、野鳥たちが来て何がしかを食べてくれる。鶏の骨などは大ご馳走で取り合いになるとか。嫌われ者のカラスも来るが彼女は気にしない。

 

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